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頭には跳ねっ毛。髪は肩に届くくらいの黒セミロング。

目にやる気が無い、でも可愛い少女がいた。

諸事情により、彼女との関係は省くが

まぁご自由に邪推してくれて構わない。

彼女と僕と、更に妹さんの波乱万丈な生活がこれからプシュー



僕達は、星を見上げていた。

そこには綺麗に並んで天の川を形成するかのように仲の良い星達が。

その中で、夏の第三角形という星座があった。

「大三角形だよ。」

彼女からツッコミを貰った。

「仕方ないです、そんな名前を貰っちゃ馬鹿にもなりますよ!」

全然フォローになってない妹さん。だから違うっちゅーねん。

それを見て実に幸せそうにしている彼女。

あぁ、その笑顔が僕をいじめる時以外にあればいいのになぁ。

儚い願いは夜空に消えて、それこそお星様になってくれないかなぁみたいな

センチメンタリズムな事を思っちゃうのも夏の風物詩って奴じゃないかな。

「あぁ、綺麗だ・・・。」

夜空を見上げて思わず口に出してしまった。

「えっ!?」

彼女がビックリしてこちらを振り向く。

「おねーちゃんの事じゃないのは確かですねっ♪」

要らぬツッコミ。要らぬ命。

「怒ったんだよ・・・。」

そう言った彼女の   箔Sミ   伯揀~   (速過ぎて見えなかった)が



何故か僕を直撃していた。マジで一体何なんだよもう・・・。



倒れつつ、僕は思った。

もしあの三角形が逆三角形だったら、きっと一番下にいるのは僕なんだろうなぁ。

倒れて寝転んだ僕にはあの三角形が逆三角形に映って見えた。


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