28

頭には跳ねっ毛。髪は肩に届くくらいの黒セミロング。

目にやる気が無い、でも可愛い少女がいた。

諸事情により、彼女との関係は省くが

まぁご自由に邪推してくれて構わない。

そういうわけなのだ、どういうわけか知らないけど。



「まったく、もっと積極的にならないと駄目です。」

凄く久しぶりに妹さんと話している気がした。

別に毎日会っているはずなのに何故だろうか。

これはきっと別次元の感覚から見て、でも結論気のせいだろう。

「おねーちゃんもまんざらではないし、いっそ押し倒すくらいの勢いでバーっと♪」

で、何で妹さんがこんなにテンションが高いのかというのは

まぁいつものことながらいろいろあるわけです。

今思ったけど、僕の口癖はいろいろ、かもしれない。

「もぅ、早くしないと逃げられちゃいますよ。」

「で、今すぐに行動しろって・・・?」

「そうです、善は急げです。急がば回れです。」

それだと最終的に善は回ってるな。

「いいんです、さぁ早く言ってきてくださーい♪」

「はいはい、いつかお礼はしてもらうからね・・・。」

そして僕は彼女に会った。

「あのさ・・・実は。」

「え・・・どうした・・・の?」

彼女は全てを受け入れるような顔で、今までに無い笑顔で僕を見た。

だから僕は言ったんだ。



「言ってきました。ポケ●ンのデータを勝手に消したのは僕ですと、言ってきました。」

「おつかれさまー♪」

「言ってきました。言ってきました。ごめんなさいごめんなさい。」

「・・・あれ、どうしたの?」

「ごめんなさい、ごめんなさい。や、や、裏庭と炭はいやーーーーーー!」

「一体何が!?」



・・・はっ!

目を覚ました僕の隣に妹さんがいた。

「いやはや、気付いたみたいでよかったです♪」

僕は一体何を・・・?

「急に狂ったみたいに帰ってきてびっくりしたんですよ♪」

「・・・覚えてない。」

「一体何があったんでしょうか・・・。」

「あ、一つ覚えてることがあった。」

「おぉ、あの状態になるに至った拷問方法とかです!?」

「データを消したのは本当は僕じゃないって事を。」

「あはは♪・・・ごめんなさい。」

人間素直になるべきだと僕は思った。

しかし空白の記憶に何があったのだろうか。

これは彼女の七不思議として永遠に語り継がれることに・・・

なったら凄いよ。


[戻る]